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不動産投資で失敗して、破産したら・・・という不安
不動産投資に挑戦しようというとき、
誰もが一度はよぎる不安が
「失敗して破産したらどうしよう」
ということですよね。
そんな事態にならないのが一番ですが、不安を消すには、
悶々悩む以前に、最悪のケースを知識として知っておく事が必要です。
「自己破産」とは
まず不動産投資に限らないお話ですが、
そもそも「自己破産」とは、借金が支払い不能になった場合に、裁判所を通じて支払い義務を免除してもらうことです。
自己破産をするには、
- 破産の申立て
- 免責許可の申立て(免責=借金をゼロにする)
を行なう必要があります。
破産したとしても、仮に免責許可が降りなければ、借金を帳消しにすることはできません。
自己破産するとどんな影響があるの?
自己破産した場合、具体的にどんなことが起こるのか、大まかにまとめてみました。
- 国の機関紙である「官報」へ記録される
- 裁判結果記録がインターネット上へ掲載される
- 高額な財産の喪失(※日常生活に必要な家具などは取り上げられない)
- 自由に引越しをしたり、長期旅行に対して制限がかかる
- 再び自己破産することが難しくなる(原則として7年間は不可能)
- 職業や資格が制限される
- ローンを組んだり、クレジットカードを新しく作れなくなる(目安としては約10年)
所有不動産などを取り上げられることはもちろんですが、
それ以外に、赤字で記載したところが、破産後の生活にダイレクトに関わってくるところです。
また、6番の職業の制限についてですが、制限を受ける職業は以下のとおりです。
制限を受ける職業・資格
弁護士、公認会計士、司法書士、税理士、不動産鑑定士、行政書士、宅建士、社会保険労務士、土地家屋調査士、商工会議所会員となる資格、後見人・保佐人・後見監督人・遺言執行者など他者の法律行為を補完すべき立場の者となる資格、株式会社・有限会社の取締役・監査役となる資格、警備員、古物商、公正取引委員会委員
これらについては、免責許可決定が下りるまでの期間だけの制限です。
免責許可決定が下りれば、制限を受けていた職業に就くことができます。
自己破産後はどうやって生きていけばいい?
自己破産後の生活費
自己破産後の生活についてですが、
「高額な財産の喪失」に当てはまらない、
「99万円以下の現金」は処分されずに手元に残しておくことができるため、
当面の生活費はそこで賄いましょうということになります。
前述の通り、クレジットカードなどは作れなくなりますので(約10年間はブラックリスト入り)、お金を借りることもできません。
現金以外にも、自己破産すると、
20万円以上の価値のある財産は処分されるというのが原則です。
したがって、持ち家や車は処分対象となってしまいます。
マイホームを手放せない場合は、自己破産ではなく「個人民事再生」の手続きを選択するのも一つの手段です。
自己破産しても、年金や生活保護は受けられる?
結論からいうと、
自己破産しても年金も生活保護も受けることが可能です。
年金は、法律により差押えを禁止されています。
また、生活保護は健康で文化的な生活を保障するためのものなので、
破産後に受給基準を満たしていれば、生活保護を受給することができます。
不動産投資で失敗しないために必要なたった1つのこと
と、ここまで長々と自己破産について書いてきましたが、
もちろん破産という選択を迫られない状況が一番です。
不動産投資は多額の借金を抱えて事業を行う事が多いので、
不安になる気持ちも勿論わかります。
現金で不動産投資をしていくというのも一つの手ですが、
レバレッジが効かないので、よほどの富裕層以外にはオススメしない方法です。
なぜマイホームのローンを組むのは怖くないのか?
借金を背負うという言葉のイメージが不安を煽るかもしれませんが、
考えてみれば、
世の中にはマイホームのローンを含め、
融資を受けながら普通に生活しているひとは山ほどいるのです。
マイホームのローンですら、仮に一括返済を求められたら、返済できない人がほとんどだと思います。
では、なぜみんなマイホームのローンは怖がりもせず組むのに、
不動産投資の融資を受けることは怖いのでしょうか。
その答えは明白で、見通しが十分に立っていないからに他なりません。
シンプルに言えば、
不動産を買う前に十分な勉強を重ね、
収支シミュレーションやリスクヘッジをしていないから、
踏み出すことが怖いのです。
不動産投資において、知識以上の武器はありません。
不動産投資を始めて自由な生活を手に入れたい、
安定的な副収入を得たいという方は、
まずは自分が納得するまで、徹底的に勉強することをおすすめします。
無料セミナーに申し込むもよし、本を読むのもよしです。
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